投与に関する注意 相互作用(併用注意)
併用注意(併用に注意すること)
本剤との併用により、併用薬の作用増強、副作用が相互に増強するおそれがあります。
併用する際には、患者状態を十分観察し、慎重に投与してください。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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フェニトイン | フェニトイン中毒(嘔気・嘔吐、眼振、運動障害等)が発現することがあるので、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 | テガフールによってフェニトインの代謝が抑制され、フェニトインの血中濃度が上昇する。 |
ワルファリンカリウム | ワルファリンカリウムの作用を増強することがあるので、凝固能の変動に注意すること。 | 機序は不明である。 |
トリフルリジン・チピラシル 塩酸塩配合剤 |
重篤な骨髄抑制等の副作用が発現するおそれがある。 | 本剤との併用により、トリフルリジンのDNA取り込みが増加する可能性がある。 チピラシル塩酸塩がチミジンホスホリラーゼを阻害することにより、本剤の代謝に影響を及ぼす可能性がある。 |
他の抗悪性腫瘍剤、 放射線照射等 |
血液障害、消化管障害等の副作用が増強することがあるので、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。 | 副作用が相互に増強される。 |