注意すべき
自覚的副作用とその対応

投与中/患者状態の把握

副作用の早期発見、重篤化を未然に防ぐために頻回の臨床検査の実施と患者さんの臨床症状を十分観察してください。

頻回の臨床検査

  • 2週間に1回以上の臨床検査を実施してください。
  • 1コース目及び増量時、他の抗悪性腫瘍剤との併用時には頻回の臨床検査を実施してください。

臨床症状の観察

  • 下記の臨床症状、患者状態を十分観察してください。
  • 消化器症状・・
    口内炎、下痢、悪心・嘔吐、食欲不振、味覚障害
  • 感染症状・・・
    発熱、咽頭痛、かぜ様症状
  • 呼吸器症状・・
    咳、息切れ
  • 皮膚症状・・・
    発疹、黄疸、色素沈着
  • 一般症状・・・
    PS(全身状態)
  • 眼症状・・・・
    流涙、角膜障害
  • 体重

異常が認められた場合

  • 休薬、減量を検討するとともに、治療薬投与などの適切な処置を行ってください。