一般に高齢者は生理機能が低下していることが多く、副作用が強くあらわれるおそれがあります。
投与を検討する際は、患者の状態を十分観察しながら、慎重に投与してください。
先発品(ティーエスワン)の結腸・直腸癌の後期臨床第Ⅱ相試験において、65歳未満の症例では63例中の7例が副作用により試験を終了し、その発現頻度は11.1%でした。また、65歳以上の症例では36例中の8例が副作用により試験を終了し、その発現頻度は22.2%でした。
先発品(ティーエスワン)の胃癌での使用成績調査において、65歳未満の症例では調査症例数2158例中の318例が副作用により投与を中止し、その発現頻度は14.7%でした。また、65歳以上の症例では調査症例数1650例中の342例が副作用により投与を中止し、その発現頻度は20.7%でした。
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【9.特定の背景を有する患者に関する注意】 9.8 高齢者
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Ⅷ.6.(8)高齢者